当教室でオススメする、津軽三味線の糸とは。

名古屋 津軽三味線 教室

当教室では、津軽三味線に使う糸を、指定しています。

 

特に、2と3の糸については、習い始めの頃は徹底して、こちらを使ってもらってます。

2の糸:絹 15-2(丸三)

3の糸:テトロン 13-3(ちくぶ)

 

これをオススメする理由は、音の良さが一番ですが、それ以外にも理由はあります。

家で練習していて、糸が切れてなくなったので、和楽器屋に糸を買いに行ったという生徒さんが、こう話してくれました。

「買いに行った楽器屋に、【2の糸で絹糸使うなんて、プロだけだよー】って言われたんですが・・・」

と。

確かに、絹糸は高価で切れやすく、主に舞台使用するものです。

ですが、特に初心者やある程度上達するまでの生徒さんに、絹糸を使ってもらうのは、

・扱いやすい、弾きやすい
・いい音に耳が慣れる

ここに、先生は目的を持ってお勧めしています。

切れたら、玉結びしてひっくり返して使えばいい。
上達してきたら、持ちの長いテトロン製の糸に変えればいい。

※テトロン製の2の糸は絹と比べ固いので、はじめは弾きづらく感じるかもしれません。

この和楽器店の店主は、買いに来た生徒さんの腕のレベルも知らなければ、どんな目的で絹糸を使ってるのか考えず、一般論を言っただけです^^;

先生が生徒さんが使う糸を指定しているのは、生徒さんの感性を高めるために、上達するためのプロセスを大事にしている

これを、どうぞご理解くださいね^^